この世の終わりかと思ったあの日 私は3日ほど家に戻れないでいた。 自宅まで1キロという場所で足止めを食らっていたからだ。 何とかここまで逃げてきたが、途中の何度もやってきた恐ろしい揺れ。 しかし、やがて知ることになる津波の恐ろしさは目の当たりに…
赤色の彼は、とても陽気な性格だった。 誰かが落ち込んでいても、彼がいるだけでその場が明るくなった。 会社の犬が現れるまでは…そうだった。 犬は初めは白色だった気がする。それが赤色になり、徐々に色が濃くなって今は真っ黒だ。 一人、また一人と犬は狂…
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